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8月23日 東京 vs ヴェルディ @国立
今シーズン3度の対戦にすべて勝利し、今日で4度目となったダービーマッチ。東京は今野を本職のボランチに戻し、磐石のフォーメーションで臨む。
左右に陣取ったカボレとエメルソンが、サイドから数的優位を作りながらスピードと個人技で陣内に攻め込む。攻め急ぐ緑を完全に抑え込んでゲームを支配する東京に、降り続く雨を忘れるほどMovingした前半。
28分には、涼しくなって目を醒ましたカボレのミドルが決まって先制。「やっぱ緑はこんなもんか」と思いつつ後半へ。しかしレアンドロが入ると一転、東京は彼に自由を与えてしまった。飛車角を落とすように、エメルソン、羽生がOUT。平山の投入もないままロスタイムに痛恨の失点を喫し、後味悪く1-2で4度目のダービーを終えた。
ベンチは、時間とともにパフォーマンスが低下するカボレに対して、3人目のカードを切らぬまま見守った。パスワークで相手を翻弄するだけの試合を観に来ているのではない。終了の笛と同時に倒れこんだ長友のように、最後まで勝負しきったと思える采配を見せて欲しかった。
暫定で順位は11位へとMoving。気持ちを切り替えて木曜の日立台へ。
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8月16日 東京 vs 浦和 @味スタ
キックオフ直前の18:00。体中の汗腺が開き、熱中症にも似た症状に襲われ始める。
37,000もの人いきれで意識も朦朧とするなか、一段下の客席に傘が転がり落ちた。拾い上げようとコンクリートに膝を下ろした瞬間、熱い。
15時ごろから大雨と報じられたにもかかわらず、惜しげない真夏の日差しに照らされ続けた客席が、日没後のスタジアムをさらに加熱していた。真っ赤に染まった対岸の挑発に負けじと、こちらもダービーさながらの盛り上がりを見せ始める。
そう、誰もが「今日の浦和にこそ勝てる」と確信していた。
前半から東京がゲームを支配する。しかし最後の一振りがミートできない。
一方浦和は、繰り返し2トップが東京最終ラインの裏を狙うが、21節にして”Object Of The Match”に躍り出た味スタゴールのポスト&バーが3度のビッグセーブを見せる。ツキに見放された浦和を陥れるには絶好の展開。しかし後半22分についに被弾して、0-1のスコアで終了のホイッスルを迎えた。
次々とピッチへ倒れ込む選手を見つめながら、自軍に足りないものを思い描く。
もっとも足りなかったのはゴールへの気迫。たとえば、後半16分に平川が続行不可能と見るや、ベンチへ怒号を飛ばし交替を急がせた闘莉王。好きなタイプではないが、こういう「闘将」と呼ぶにふさわしいキャラクターを備えた選手は前線を奮い立たせるはずだ。
そして、フィニッシャー。最終ラインの裏を取ることを得意とする選手や、パンチ力のあるシュートを放つ選手なら東京にも存在する。
ただ、個で最終ラインを突破するのは至難の業。前半の浅利が見せたような2列目からの攻撃を見せてほしい。特に今野は、ライン際を空走りをするために今季の東京に留まったわけではないはずだ。バイタルエリアに猛然と突入する「ボランチ 今野」の復帰が待ち遠しい。
敗戦後の日曜日。灼熱のスタジアムから一転、25℃という気温に肌寒さすら感じる東京地方。小平グラウンドでは桃山学院大学との練習試合が行われたようだ。その後半の戦況を綴るテキストに、幾度となく登場する「練習生」の文字。プロ選手に混ざり、鋭い眼光を放っていたであろう彼らを想像してみる。
トップチームの選手たちが、彼らから感じ取ったものはあったのだろうか。
8月9日 名古屋 vs 東京 @瑞穂
今さらな感じもする土曜のゲームのことを少し。
五輪の悔しさを晴らすかのような溌剌としたプレー。かと思えば、どこか「やらされてる感」がにじみ出たシャー。この日のアウェイ側は、リーグ戦初得点でやっと男になれたヒラヤマに釘付けになった。
チームとしては、セットプレーの精度が少し修正されてたり、前のゲームからの成果もいくつか。ただ、崩し切れなくても打っちゃうくらいの思い切りは必要じゃないかと。梶山がいればそのあたりも違うのかも。ロスタイムの決定機も、いくら赤嶺だからって泥臭さを演出するようなパスはいけません。
いずれにしても、勝てていなかった東京にこの勝利は大きかった。
次節は浦和とのホームゲーム。数年来勝ててないアジア王者をしっかり叩いて、上位へ食い込む足がかりにして欲しい。
7月26日 東京 vs 横浜 @味スタ
ただいま長いトンネルを迷走中。
いつのまにか堪えなくなった立ち上がりの失点。この日も開始4分にあっさり先制を許す。5分後に同点に追いつくも、後半に入ってからは東京らしい攻撃が見られることはほとんどなかった。
貴重な1点を返したカボレとエメルソンを、一度に下げた監督の判断は正しかったのか。「運動量の問題」と答えるわりには、それを確認できるほど東京は攻撃していなかったが。交代で送り込まれた平山は、苛立つほどファウルを取られ機能せず。結局リーグ戦3試合連続のドローで終わり、東京らしさをほとんど出すことはできなかった。
自分たちのペースに持ち込めずに終わった。いや、こんなゲームで負けなくて本当によかった。
いろんな見方があるものの、迷走が続いていることは確かだ。
8月6日からはナビスコ準々決勝第2戦、リーグ戦は名古屋、浦和と厳しい勝負が続く。立ち上がりの失点を防ぐだけじゃなく、先制してもしっかり自分たちのペースで進められるタフネスぶりを持って迷走を脱して欲しい。